01はそこそこ強くなってきて、同じレベルのライバルには結構勝てるようになってきた。でも、クリケットはというとあまり勝率が良くない。クリケットカウントアップなどで練習をしているし、全然入らないわけじゃない。どうやったら今よりも勝てるようになるんだろうか。
ソフトダーツの公式戦では01とクリケットがあります。先行が有利ではありますが、自分のダーツのスタイルを知ることで、後攻でも当然勝てます。また、レベルが上の相手でも戦略によって、勝率が上がったりもします。
そんなクリケットで、勝つための考え方やコツをお教えいたします。
クリケットで勝つためには
みなさんの頭の中には以下のような考えがある方が多いのではないでしょうか?
- 実力が同じ場合は、先行が勝つ
- 実力が上な方が、先行後攻関係なしに勝つ
つまり、実力のみが勝敗を分けるのだという考えです。
スタッツが同じくらいで、後攻の場合でも勝つことができます。実力が劣っていても自分自身のクリケットの癖を知っていればうまく立ち回って勝つことができます。
クリケットで勝つための戦略を紹介します。
苦手ナンバーをなくす
苦手ナンバーは誰にでもあります。特に01とは異なり基本的にはブルを狙って削り、最後は自分好みにアレンジすることができません。
ということは、クリケットナンバーに苦手ナンバーがあっても避けて通れないということです。
簡単に苦手ナンバーをなくせと言われても、なくせてないから今も苦手なんだよ!
という感じかと思いますが、しっかりと練習をして克服していきましょう。
苦手ナンバーの無くし方
苦手ナンバーは人によって様々です。クリケットナンバーでは、18や16を苦手とする人が多いように思えます。反対に19や17は得意だという人も多いです。
18や16は、ターゲットが斜めになっているので縦ずれまたは横ずれしなくても外れることが多いためだと思います。
18や16のトリプルに入れるためには、縦ラインも横ラインもしっかり合わなければ入らないということです。
苦手ナンバーの無くし方については、いくつかのステップを踏んでいくとうまく克服できると私は感じています。
ステップ1:狙い続ける
まずはシンプルに狙い続けましょう。カウントアップなどでひたすら苦手ナンバーを狙い続けるという感じになります。
おそらく言われなくとも誰もが自然と行き着く練習方かと思います。
苦手ナンバーが18であればカウントアップ8ラウンド全て18を狙うということになります。自分のフライトの一段階上のレベルを目標にしていきましょう。目標点数は単純に
(苦手ナンバー)×(目標スタッツ)×(8ラウンド)
で計算しましょう。
例えば、ダーツライブのレーティングが8の場合、一段上のレベルということでレーティング9を意識したカウントアップになります。
レーティング9のクリケットのスタッツは2.70MPRです。なので18が苦手ナンバーの場合は
18×2.70×8=388.8
切り上げた方が目標としていいので、389ということになります。
ステップ2:実践の流れを意識して投げ分ける
上の例をそのまま持ってきて、苦手ナンバーが18とします。
この実践の流れを意識して投げ分けるとはどういうことかというと、対戦の時に18を狙うときってどういう状況なのか?ということを考えて投げるということです。
18を狙うときって、20と19がクローズまたは敵にオープンされてしまっている状況ですよね。つまり、18を狙う前は20か19を取り合っていたということになります。
なので、18を永遠と狙っていたわけではなく20か19にしばらく投げた後に18に切り替えて投げているということになります。
19(20)に1投目、2投目を投げた後に18を狙う。
というように練習をします。こうすることによって、実践でブレずに狙いを切り替えることができるようになります。
ステップ1のカウントアップで目標を簡単に超えられる人は、この切り替えがなかなかしっくりハマらないタイプだと思います。この練習を通して、攻める時でも守るときでも隙を見せないクリケットができるようになります。
20を得意ナンバーにしておく
細かく説明はしなくても大丈夫だと思います。
クリケットにおいて、20はやはり一番強いです。先攻の場合外してはならないというプレッシャーがのしかかるナンバーでもありますね(笑)後攻の時は、先行がオープンしなかった時に確実にシングルでもいいのでとっていけるようにしておきたいですね。
先ほど言ったように20はクリケットで一番強いナンバーです。そして、ゲーム始まりと共に必ず狙うナンバーであるためゲームの流れを作るナンバーとも言えます。
終盤にかけて、20を自分がオープンしているとかなり強いです。オープンされてしまっていたのなら、早急にタイミングを見てクローズしなければなりません。
練習通りのダーツを対戦でできるように、落ち着いて投げることが本当に大切です。
攻める順番を柔軟に変える
攻撃は最大の防御!ということになりますので、積極的にプッシュ(攻める)ことが最終的に勝利へとつながります。
クリケットは先にオープンしてしまえば、そこが相手の得点源になることはありません。簡単に言えば、オープンをした方が勝つゲームです。
そこで大切なのが攻める姿勢と、変化する局面に合わせた攻め方です。
おそらく長い間ダーツをやっている人は、なんとなく自分のクリケットの攻める流れができているかと思います。でも、毎回同じ攻め方では勝てないこともあります。それは相手の実力が自分より上という場合に限らず、攻める順番によって負けてしまっていることもあります。
攻める順番をそれぞれのメリットごとに紹介
いろんな攻め方があります。それぞれにいい面がありますので、簡単に紹介いたします。
20から順番に攻める
クリケットナンバーの強いところから潰していくというスタイルです。この攻め方のいい点は相手に強いナンバーを決して与えないという点です。ブルがセパレートとなるクリケットでは、基本的にトリプルの方が強いです。極めてスタンダードで確実な攻め方と言えますね。
19から17、18から15の順に攻める
この方法は、感覚がブレにくく流れをつかみやすい戦略です。クリケットナンバーは20を除いてナンバー共通の特徴を持つ同士でペアを作れます。
それは、19と17、18と15、16と15です。19と17、16と15はトリプルの高さが同じです。なので、流れで狙う時は横にスライドするだけでいいのです。18と15はトリプルの左右が同じです。なので、上から下に下ろしていけば入る理屈になります。
クリケットのそれぞれ異なる位置のナンバーを狙わなければいけないという難しい面を克服するやり方になります。
どうしても苦手ナンバーがあるひとは
苦手ナンバーをなくせば、あのナンバーさえなければ。。。と色々考えてしまうのがクリケットです。無くしたくてもなくせないクリケット苦手ナンバーは次のように対処しましょう。
相手に苦手ナンバーを悟られない戦略を
その名の通りです。苦手ナンバーが相手に伝わってしまうと、そこを執拗に狙われることになります。狙われると焦りますのでますます入らなくなってしまいます。
ですので、対戦相手が「あ、このナンバー苦手なんだな。」と思わないようにうまく隠しながら戦いましょう。
具体的には、1投目は苦手ナンバーを狙って入ればもう1投プッシュするが入らなければそこで切り替える。または、3投目のみ狙ってみる。
などです。3投とも狙い外すのを数ラウンドも繰り返すと流石に悟られます。そのようにならないよう工夫して攻めてください。
トリプルに固執しない
トリプルに固執せずに、シングルでいいので入れていきましょう。外さないというプレッシャーが相手にかかります。
トリプルにどうしても入らないな、と感じたら早い段階でシングル狙いに切り替えましょう。シングルから少しづつトリプルに寄せて入れることもできるはずです。
トリプルを狙って0マークよりシングルで3マークを確実にとっていきましょうね。
シングルでも外さないで入れて粘られると、攻める側も結構しんどいです。相手に押し切られないためにも、固執せずに切り替えることも必要です。
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