ダーツバレル選びで重さについての豆知識と自分に合ったダーツの選び方を教えます

マイダーツを初めて買うとき、ダーツの重さにてついて悩む人が多いのではないでしょうか。
特に初めてのマイダーツだからこそ、自分にはどれくらいの重さのバレルがあっているのかわからないですよね。

今回は、ダーツのバレルを選ぶ際の重さについての知識を発信していこうと思います。
そして、自分には重いほうがあっているのか軽いほうがあっているのかについて
どう考えていくといいのかについても解説していきます。

ダーツのバレルの重さが及ぼす影響について知っておくべきこと

重さがダーツのプレイスタイルに及ぼす影響は、項目としては多くはないです。
が、影響具合は大きいです。

安易に重たいダーツが流行っているからと言って何も考えずに重量級のバレルを購入すると
自分のプレイスタイルに合わなかったり、調子が狂ったりしますので、こだわってバレルを探しましょう。

ダーツの重さは繊細さに影響する

重たいバレルについての見解

一般的に言われるのは、重たいバレルは飛びが安定するという意見です。
私自身、重たいバレルは友人のものを借りて投げたことがしばしばあるのですが、
確かに重たいバレルは飛びが安定します。

この飛びの安定とは、ダーツの矢速であったり手の感触、飛びの姿勢が総合的に
再現性がある
なという意味です。

このように安定するダーツは毎回同じ飛びをしてくれるので、
もちろんグルーピングしやすく明らかなメリットであります。

では、どの人も重たいバレルにするのがいいのでしょうか?
答えはNoです。

現状トッププロではバレルの重さについてはどんどん重たいモデルが発売されていますが、
全員が全員、重たいバレルを使用しているのかというとそうではないです。

つまり、軽いバレルにもいい点がある。そして、その点を武器として戦っているプロがいるということです。

軽いバレルについての見解

プロの選手で軽いバレルを使用している人がいるのはどうしてでしょうか。
それは軽いバレルは細かい調整がしやすいというメリットがあるからです。

ダーツでミスをしない選手はいません。人間ですのでわずかに狙った場所からずれることだって
いくらトップの選手でもあります。

そのわずかなずれの修正がやりやすいのが軽いバレルです。
この修正のことを操作性という風に呼びましょう。

台車で荷物を運ぶ例を挙げると、重たいバレルと軽いバレルの操作性の違いが感覚的にわかりやすいかと思います。

荷物を多く積んだ台車は、動かしずらいですが運び始めると安定感があり
しっかりと進みます。

反対に、荷物をほとんど積んでいない軽い台車は小さな段差でガタガタしたり
タイヤの癖で曲がりやすかったりとただ押すだけでは少し不安定です。

ですが、この両者で細かい動きができるのはどちらの台車でしょうか。
答えは軽い台車ですよね。

この台車がダーツのバレルに置き換えると、軽いバレルのほうが細かい動きができる。
操作性に優れているという風に言えますね。

重たいバレルも使う人がいれば、軽いバレルを使う人がいる理由の一つに
繊細さ(操作性)が関係してきています。

重たいバレルはスタッキングしても当たり負けせずグルーピング性がいい

軽いバレルと比較して、重たいバレルの強みが安定感に並んでもう一つあります。
それはグルーピング性に優れているという点です。

グルーピングとは、ダーツ用語の一つでダーツがどれだけ同じ場所に飛んでいくかを指します。
つまりグルーピングがいいということは、3本投げたダーツが密集してボードに刺さっている状態を指します。

当然、ハットを連発するためにはこのグルーピングが良くなければなりませんね。

重たいバレルはこのグルーピング性能に優れいています。
一つ前の項目で述べた安定感とは別の特徴があるからです。

重たいバレルは刺さっているバレルをかき分けて刺さる

重たいバレルはすでに刺さっているダーツのところに飛んで行ったときに、
当たり負けすることなく、突き刺さります。

グルーピングがいいとすでに刺さっているダーツに、後続のダーツがはじかれてしまうという現象を
引き起こします。

ダーツの重さがグルーピングに影響してくるというのは
感覚的に納得できるかと思います。

特にトリプルはブルよりも狭いので、はじかれることがしばしばあります。
重たいダーツであれば、密集したところでもかき分けて刺さっていくので、
気持ちがいいです。

矢速にはあまり影響しない

影響がありそうで意外とないのが矢速です。

重さが重たいバレル、軽いバレルどちらでなげてみても
飛びの強さは変われど、矢速は腕の振りに影響されるのでさほど変わりません。

そもそもダーツを早く飛ばしたからと言って、それが強みになるというわけではないですし
必ずしもいいということではないですよね。

ただ、自分のダーツの軌道のイメージが鋭いから重たいバレルにしよう。
と思っているのであれば、軽いバレルでもそのイメージを崩さずに投げることは可能です。

 

自分に合ったバレルの重さの見つけ方

バレルを買い替える人は、今のバレルから比べて重さはどうしたほうがいいとかは
何となくわかるかと思いますが、初めて買う人はそうはいかにですよね。

ですので、初めてバレルを買う人にも見ていただけるように、
自信に適したバレルの重さの見つけ方についてまとめておきます。

様々なプロモデルで重さを比較してみよう

まずは、プロモデルから見ていくのがいいでしょう。
なぜなら、自分のフォームと似ているプロから、
どんなバレルを使っているのかを見ることで、なじみやすいことが多いからです。

ピックアップするバレルは、ストレートとトルピードで重め・軽め~標準で2種類ずつ載せていこうと思います。

PDCプレイヤーモデルのストレートバレルでおすすめはこちら
ストレートバレルのPDCプレイヤーモデルオススメ3選

ストレート

鈴木未来プロ

女性ダーツプレイヤーで最強と呼ばれている鈴木未来プロのバレルは
ストレートのやや重めのバレルになります。

鈴木選手はハードダーツの試合でも活躍されており、その実力は確実です。
バレル単体での重さは21gとなっております。

鈴木未来 ザ・ミラクルジェネレーション2

鈴木未来 ザ・ミラクルジェネレーション2

 

小野恵太プロ

小野恵太プロのバレルは、最近のバレルの中では比較的軽めです。
標準的な重さといっていいでしょう。

見た目は個性的で、珍しい色をしているこのバレル。
実は小野選手が調子が変動したタイミングで、バレルの前後を変えても投げられるようにデザインをしたとか。

バレル単体の重さは17.5gです。

小野恵太 SOLO-GEN3

小野恵太 SOLO-GEN3

 

トルピード

浅田清吾プロ

現在浅田選手は、ストレートの重めのバレル(重めというか重い)をしよしております。
彼がPDCに挑戦を始めてから、トルピードからストレートにバレルが変わっていきました。

以下で紹介するのは、そんな浅田選手がストレートに移行する前に使っていたトルピードの
重めのバレルになります。

バレル単体の重さは21.5gです。

浅田清吾 ロペス Type4

浅田清吾 ロペス Type4

 

星野光正プロ

星野選手はバレルが軽めで有名です(自分の中だけかもしれないですが)

星野選手は16~17gのバレルを昔から使っており、
カットや形状は少しずつ変化していくものの、バレルの重さ自体は大きく変化してないです。

おそらく、この重さが星野選手にとって一番扱いやすい重さなのでしょう。

バレル単体の重さは17.0gです。

星野光正プロ PYRO G7(パイロ ジェネレーション7)

星野光正プロ PYRO G7(パイロ ジェネレーション7)

 

 

ダーツを選ぶときは重さから絞るのもおすすめ

新しくバレルを買おうと思ったときに、どの条件から絞っていきますか?
おそらく多いのが、形状または重さ体と思います。

形状から絞るのもいいのですが、重さから絞っていくのもいいです。

形状については、重さ次第で手へのフィット感や飛びが変わりますので、
お気に入りの形でも重さがしっくりこず・・・

ということもあります。

重さから絞っていき、最後に自分がどの形状のバレルを買いたいのかで
もっと絞っていくことで、最終的に理想のバレルが見つかるはずです。

新しくダーツを選ぶ基準にビジュアルも大事ですが、重さもなかなか大事ですので
頭に入れておくことをお勧めいたします。

最終的には重さとカット、形状トータルで見るのが大事

まとめると、結局重さだけではなくて、カットや形状もあわせてトータルで見ることが大事です。

軽いバレルでもカットがしっかりと手になじむようであれば、しっかり飛びます。
重いバレルでもカットや形状が自分に合っていないと、安定どころか暴走します。

ですので、最終的には重さ、カット、形状でトータルで見ていくことが必要になりますね。

初心者はトルピードがいいといわれますが、自分で手にしてみて
いいなと思えばそれがいいのです。

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