ダーツは一気に上達する 経験者のターニングポイント例

ダーツは一気に上達する

ダーツ始めて最初早く伸びたんだけど、最近伸び悩みだなぁ。。。むしろレートは下がってる… 打破するには何が足りないんだろうか?

ダーツはじわりじわりと上手くならないことが多いです。だからこそ何かに気づくまでの継続が必要なのです。

上手くなるタイミングがあり、そこでガツンと上手くなります。

私の周りのダーツ友達や、私自身が感じたダーツが上手くなるきっかけとなった瞬間をお教えします。

ダーツ上達のきっかけ

どんなスポーツや勉強にも上達するきっかけがあります。それは、意図して起こせるものではありませんが、それを経験した人の話を聞くと確実ではないですがきっかけを作るチャンスを自分で作ることができます!

ブルに吸い込まれる感覚を経験した時

ソフトダーツの世界では基本的にブルを狙います。(ブルが基本と言われている)そんな大切なブルに入れる感覚って本当に大切です。

基本をしっかり作り上げると言うことは何事にも共通して大切なことです。特にダーツが上達していくためには、外さない・入れにいくという2つの技術が必要です。

ご紹介する一つ目のきっかけである”ブルに吸い込まれる感覚”と言うのは外さないに近い感覚です。

ダーツの世界ではどんなに惜しくてもわずかにずれれば得点に大きく差が出たりします。20Tを狙ったが少しずれて1に入る(ずれは僅かでも得点差は59)ことなんてプロでもあります。

01では前半は削るのが優先ですので、簡単に言うと早く削って上がり目を出した方が勝率が高くなります。つまりブルを外さない人が強い(上手い)と言うことになります。

吸い込まれる感覚というのは自分が思った通りにダーツが飛ばないと得られない感覚です。想像した飛び方で飛んで行ったダーツほど、気持ちよく入ります。

頭で思っていることを実際に再現できているこの感覚を得るということは、自分のダーツの理想形を手にしかけていることになります。

吸い込まれる感覚を体感するということは、確実にダーツが上達してきたということで、グンと伸びる前兆になるとも言えますね!

HIGH OUTができるようになった時

続いて紹介する上達するターニングポイントは”HIGH OUT”ができるようになった時です。

特にオンラインマッチでのHIGH OUTは成長する糧になります。

というのも、オンラインマッチは多かれ少なかれ負けたくない気持ち・勝ちたい気持ちがありますので、その局面で正確にダーツを投げられるということは本当に大切な経験になります。

TON上がりになるので、ブルもしくはクリケットナンバーのトリプルが2本くらい必要となります。おまけにハットとは異なり、ブルに3本というわけにもいかないので正確に3本ともミスなく入れる必要が出てきます。実はダーツを同じ場所に3本投げるよりも3本とも異なるナンバーに入れる方がしんどいです。

簡単に比較すると、BETを出すよりもHORSEを出す方が難しいということです。

HIGH OUTで比較すると

132(BULL,BULL,D16)よりも137(BULL,T17,D18)の方が個人的には難しいと思います。さらに言うと、01ではブルを狙い続けているため、ブルが絡むHIGH OUTよりもトリプルでどうにかしないといけない上がり目の方が難しいと思います。(ブルにはブルの悪いところもあります)

例えば、170以上の上がり目です。これは言うまでもなく難易度は高いです。マスターアウトでなければ(ダブルアウト)150以上の上がり目になるでしょう(上がりにD-BULLが絡むため)。

上がり目ごとに難易度はいくらか分かれますが、 HIGH OUTは失投が許されないためその分高い実力が求められます。100〜140くらいまでの上がり目であれば、失投のリスクヘッジをしながらであれば1投くらいの失投はカバーできますが、その思考回路や技術も必要なので同じように難しいです。

ダーツが上達する上で、失投せずに投げる経験は大切です。これがあるのとないのでは同じ局面にあった時の対策や緊張感が違います。

感覚でブルに入るようになった時

私自身が一番ダーツが上達するきっかけとなったのはこの時です。

この経験をするまでは、どこに立ってどう腕を振ってリリースはこうしてと色々考えながらダーツをしていました。

そんなある時、「ダーツをそんなに狙わないで投げようかなぁ」と気持ちを切り替えたことがあります。これと行った深い意味はありませんが、当時はダーツをこんなに狙って投げているのに違うところに飛んでいくのが悔しくて、どうせ外れるならそんなに狙わなくてもいいじゃん。って開き直ったんんです(笑)

でもこれが自分には合っていたようで、あんまり狙わないで投げたほうが力が抜けてブルに入ったんです。つまり、 ある程度感覚で投げて入るんだと言うことに気がついた経験です。

あくまで結果論ですが、私自身は感覚でブルに入るようになった・入ることを知ったタイミングで、ダーツが上達しました。

冷静に考えてみると、初心者のうちはしっかり狙って投げてたまに入る程度でした。それがしばらくやっていると入る頻度が多くなり、慣れてくると自然とある程度入るようになってくる。この一連の流れのうちの最後の部分だったわけです。

3本に1本は狙って入るのであれば、3本に1本は感覚で入るようになります。3本中2本入るなら・・・と言う風にプロセスがもう1周すればさらに入るようになります。

ダーツ上達のサイクル
ダーツ上達のサイクル

ダーツは一気に上達すると言うよりそう見えるだけ

ダーツはどうして少しのきっかけで一気に上達するのでしょうか。いくらきっかけはあるとしても、身体能力が一瞬のうちに上がるわけじゃないのでそんな感じしませんよね。

でも実際に突然うまくなった・一段階上に行けたような感覚になります。

でも実際には少しずつうまくなっているんです。

それはなぜか。答えはレーティングの性質にあります。

大体の人がダーツのうまさの指標としてあげるのはレーティングですよね。と言うかレーティングそのものがうまさの指標として導入されているので当然ですが(笑)

オンラインマッチの時や相手の強さはどんなもんなのかみるときはレーティングを見ます。

ダーツ好きと合った時に、レーティングはどのくらいですか?と聞くことがありますが、「最近のオンラインマッチの勝率は何割くらいですか?」とは聞かないですよね。

一気に上達するように見えるのは、実はこのレーティング自体が一気に上がり始めるためそう錯覚しているのです。

安心してください。あなたは見えないところでコツコツ伸びていますよ。

レーティングを左右するのは01とクリケットのスタッツになります。ハットの数やグルーピングの良さは反映されません。

どれだけ1ゲームのグルーピングがよくても全て1に入っていれば恐ろしく低いスタッツになります。しかし、グルーピングはダーツそのもののレベルが高くないとよくならないので、みる人が見れば「あ、あの人はダーツうまいんだな」とわかります。

このように、上手さの指標であるレーティングだけではわからない実力があります。レーティングに現れないため、上手くなっているとは感じないのです。そしてわずかなきっかけで入るようになった途端、レーティングに現れるので一気に上達したように見えるのです。

きっかけを掴んで上達するには

そんなきっかけにいざ出会ったとしても、そこから次に繋げることができなければチャンスは流れていきます。

しっかりと掴んで上達していくためにいくつか下準備をしておきましょう!

グルーピング技術を磨いておく

きっかけをつかんで一気に上達するため私が一番重要だなと思うのは、グルーピング技術を磨くことだと思います。

グルーピングとは、ダーツがどれだけ同じ場所に集まっているのかを表すダーツ用語で、グルーピングがいいと=3本密集して刺さっているといことになります。

上で紹介したきっかけに共通するのは、”正確に投げることができた経験”と言うことになります。

グルーピングの技術が高ければ、正確に投げたダーツにつられて次の一本も同じように入ることになります。

例えばグルーピング技術が低いAさんと、グルーピング技術が高いBさんがいたとします。二人とも3ラウンド目の1投目がブルに入るとします。

Aさんは3本ともバラバラの位置にダーツが飛びますが、Bさんは3本とも比較的近くに投げられます。

そうなると、Aさんは9投して1投上達のきっかけに触れることができます。一方でBさんは9投したら2投または3投上達のきっかけに触れることができます。そうなると単純に上達するきっかけが2倍または3倍になります。

当然、きっかけを掴みやすいのはBさんの方になりますよね。

グルーピングはフォームをしっかり固めれば伸びていく技術なので、きっかけ有る無しに伸ばせるポイントです。

今のうちからしっかりと伸ばしていきましょう!

メンタルを強化

メンタルは大切です。HIGH OUTのように 特定のアワードを出す前の1投は普段以上に緊張感があります。しかし、それを乗り越えて達成しなければ、きっかけまで発展しません。

そして、一度できたことは2回目、3回目と緊張感は薄れていきます。つまり、最初がいちばん難しくそれを繰り返すことでハードルが下がっていくことになります。

その1回目をしっかり乗り越えるためにプレッシャーに耐えながら正確に投げ切るメンタルを身に付けることが大切です。

メンタルを鍛えることはなかなかイメージがしずらく難しいように思いますが、段階を踏んで行けば少しずつ強化されていきます。

例えば、

カウントアップで何点以上をクリアする。やクリケットで絶対にシングルを外さない。など自分の手が届きそうな目標をセットしておき、それをクリアしていくことで鍛えられます。

目標をセットすることで、緊張感のある1投を故意に作ることができます。

よかったダーツを忘れない

最後に、これはいつでも心がけたいです。

よかったダーツを忘れないと言うこと。今の1投はよかったなとか、さっきの試合のここがよかったから流れをつかむことができたんだ。と言う経験を留めておきましょう。

ある程度の繰り返しの練習があってこそ、感覚にたどり着けます。その繰り返しの練習において、思うように投げることができたダーツのをしっかり覚えておくことが大切だと感じます。

また、スランプになった時に調子が良かったときはこう言うイメージで入ったんだよな。と思い出すためにも役に立ちます。

スランプになるときは、考えすぎor慣れてきてあまり1投に気を使わなくなったのどちらかです。後者の場合はしっかりと入るようになった時を思い出すことで、うまく打破できます。

上達のきっかけをつかむためにも、スランプからの復活を早めるためにも役に立つことだと思います。

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