こんばんは、皆さんはダーツがまっすぐ飛ばないときはどうやって改善していますか?
調子がいい時や悪い時が人間なのでありますよね。特にダーツのような繊細な動きをする競技においてそのブレは致命的です。
今回は、『少しの意識』で改善するダーツがまっすぐ飛ぶ腕の振り方というタイトルでお届けさせていただきたいと思います。
ぜひ読んで行ってくださいね!
自分に合った『少しの意識』を見つけよう
ダーツがまっすぐ飛ぶ腕の振り方。こうすれば絶対にまっすぐ飛ぶよという魔法のような腕の振り方は・・・ございません!!
しかし、自分の腕の振りのタイプやくせに応じて少しの意識で改善することができるので
諦めずトライしていきましょう!
腕の振り方のタイプを知ろう
ダーツのフォームにはいくつかパターンがあります。腕の振りのタイプは以下の2種類に大きく分けることができます。
”スイング型”と”プッシュ型”です。
スイング型とは、肘を支点に腕を振るようにしてダーツを投げる投げ方。
プッシュ型とは、腕をダーツを飛ばす角度へまっすぐ伸ばすようにして投げる投げ方。
簡単にまとめると、ダーツを投げ終わるまで肘が動かないのはスイング型です。腕を振る途中で肘を押し込むようにするのがプッシュ型です。
百聞は一見にしかずということで、まぎれもないスイング型の選手とプッシュ型の選手の動画を引っ張ってきました。皆さん自身のフォームがどちらのタイプなのか確認してみましょう。
スイング型のダーツ選手のスロー動画
プッシュ型のダーツ選手のスロー動画
二人の違いは肘の動きだけでなく、リリースポイントの違いにもあります。
スイング型の選手のリリースポイントは比較的早い。具体的には肘が90度以下のときにリリースします。それに対しプッシュ型の選手は90度以下の時でも90度以上のときどこで放してもダーツの飛ぶ角度は変わらないのです。
自分のダーツの飛びを知ろう
上で自分のフォームについての分析をしてみました。次はダーツの飛びについてみていきましょう。
あなたのダーツのイメージは次のうちどちらに当てはまりますか?
- 狙ったターゲットにダーツを突き刺すイメージ
- 狙ったターゲットにダーツが吸い込まれていくイメージ
1に当てはまる人についてはおそらくダーツの飛びがかなり鋭いのではないかと思います。このような方は短めのシャフトで小さめのフライトを好むのではないでしょうか。
2に当てはまる方は弧を描いてダーツを飛ばすタイプなのではないでしょうか。柔らかく丁寧な腕の振りでプレイする方が多く、シャフトも長めでフライトは普通または大きめの物を好む人が多いように思います。
キャッチの傾向を知ろう
自分のダーツが狙ったターゲットに対して、どのように外れてしまうのかについても見る必要があると思いっています。最近のダーツマシンでは、ゲーム中に刺さった場所を表示してくれる機能があるマシンが多く、この分析がかなり楽で記録も写真を撮れば1発なので便利です。
例えば、カウントアップをしていてBULLを基本的に狙ったとします。この記事を読んでくださっている方の多くは、3本中1本くらいのペースでBULLに入る腕前なのではないでしょうか。
ということは8ラウンドで計24本中16本はキャッチ(BULL以外)ということになるでしょう。
こうなった時に外れてしまったダーツがどこに集まっているのかを把握することはとても重要です。自分のダーツの癖やレベルを知ることができるからです。
また、キャッチの傾向にも以下の2パターンがあるかと思います。
- BULLには入っていないが、キャッチでグルーピングができている
- キャッチがバラバラでグルーピングになっていない。
1はキャッチに法則があります。これがあなたのダーツの癖になるので、自分がどこに外れてしまいやすいのかをしっかり記憶し修正することでダーツの腕前がグッとあがります。
2については、ランダムという感じです。この場合、癖ではなく技量不足ということになるので、レーティングが今よりも下がってしまう傾向にあります。直すためには、3投とも同じように投げる練習がより必要になるタイプです。そのような方はグルーピング力を伸ばす練習を先にすると良いと思います。
まっすぐ飛ばすにはどんなことを意識すればいいか
上の方で自分のダーツの腕の振りのタイプや飛びなどについて分析してみました。
では、どのような意識をして行ったら改善できるのか私なりに考えてみたので、参考にどうぞ。
ちなみに私自信のダーツの分析結果は、
(スイング)×(突き刺すイメージ)×(キャッチはBULL右側)
です。右寄りのダーツをしがちということですね。
腕の振り方から考える『少しの意識』
スイング型の人
スイング型(私と同じタイプ)の人は、細い隙間に挟まる意識をすると良いのではと思います。
自分が壁と壁の間に挟まれている状態で、ダーツを投げるには腕をまっすぐ振らないと両サイドの壁に腕がぶつかってしまうような意識です。
これは、村松春樹プロが過去に意識していた練習方法で、村松選手も美しいスイング型のフォームの持ち主です。
この意識をする上で注意が必要なのは、ガチガチに体を固めないことです。関節の柔らかさやスタンスなど人によって様々であるので、壁に挟まっている意識といっても本当に横に身動きをしないというほどに固めてしまうと、逆にまっすぐ飛びません。というより腕をまっすぐ振ることができないです。特に体の固い人は。
私も過去にこの意識で練習をしていたのですが、体が硬いので難しかったです。
しかし、手首の通る位置に関して狭い隙間を通す意識をしたところ改善しました。
プッシュ型の人
プッシュ型はスイング型のフォームの人に比べて、横ずれが起こりやすいといわれています。
そんなプッシュ型の人に必要な意識は、体のブレを抑えることです。
ダーツを投げる反動で体がぶれてしまうと、その分左右にずれます。腕を意識してボードに伸ばしているのに明後日の方向に行ってしまう方は、
投げるタイミングで体がぶれていることが考えられます。以下のような点に意識を向けてみてはいかがでしょうか。
- 腹筋に力を入れて体が反動でぶれないように意識する
- 腕を伸ばした時に、関節が突っ張らない姿勢を意識する
自然体が一番まっすぐ飛んでいきます。もしプッシュ型の方でダーツがいつも右に行ってしまう。というような方であれば
自然に腕が伸びる方向が、意識よりも右側ということです。
つまり気持ち左に体を向けて、自然に投げれば無理のない姿勢でまっすぐ飛ばせるはずです。
ダーツの飛びから考える『少しの意識』
ダーツの飛びが鋭い人
ダーツの飛びが鋭い方は『腕の振りが速い』もしくは『ダーツに腕の振りがしっかりと伝わっている』であると思われます。
後者であれば問題なくダーツがしっかりと飛んでいるので問題はないでしょう。
腕の振りが速く、ダーツのコントロールがうまくできていないとなった場合、
ダーツの重さやセットアップが自分の感覚とあっていないことが考えられます。
ダーツの重さ!?と思う方もいらっしゃるかと思いますので、身近な例で考えてみましょう。
この下の図を見て次のことを考えてみましょう。
それは、どちらのほうが速い腕の振りでゴミ箱に捨てられそうか?
ということです。

おそらく、ほとんどの方が野球ボールかな?と思うはずです。野球ボール!ではなく野球ボールかな?という感覚も大切です。
理屈ではなく、何となく重たいもののほうが強く投げたらよく飛ぶという感覚があるのだと思います。
ではダーツに戻すとどうなるでしょうか?
重量のあるダーツを投げる方と軽いダーツを投げる方でいえば、どちらの人のほうが強いスイングでダーツを飛ばしやすそうか
上の例から行けば重量のあるダーツを投げている人の方ですよね。
このように何となく感覚があることなのにダーツになると、強く飛ばしたい気持ちや矢速を出したいという気持ちで感覚と違うことをしてしまうのです。
「それでも自分は早く飛ばしたほうが感覚に合っているんだ!!」という方は、
いきなりフルスイングではなく、ダーツにしっかりと力が伝わるスイングから始めて、
徐々にスイングスピードを上げていき、目標とする矢速・スイングスピードに近づけていく意識をするのが良いです。
弧を描くようなダーツを投げる人
このタイプの方は直線的ではなく、曲線でターゲットを狙うイメージの方です。
ダーツのセットアップもロングシャフトを好む人が多い印象です。
腕の振りも早すぎず、丁寧に投げるので雑に投げるということはないのですが逆に丁寧すぎて
『手離れを意識しすぎて力む』という悩みになる人がいます。
そんな方は、思い切って振り切る意識をすると良いでしょう。
ダーツは腕をしっかり伸ばし切るというのが大事で、丁寧すぎて思い切れていないと腕を伸ばしきれいていないことにつながります。
もし、自分のダーツに力強さや失速感を感じた場合は、しっかりと振り切る意識をしてみることをお勧めいたします。
キャッチの傾向から考える『少しの意識』
キャッチがしっかりとグルーピングされている人
キャッチをしてしまうが、そのキャッチがグルーピングされている人は
腕の振りは一定だが、狙ったところにダーツが飛んでいないというパターンです。
このようなパターンは、ダーツの中級者~になってくるとよくみられ、私のかなり悩まされます。
まずはグルーピングがされていると言ことは、あなたのダーツのレベルは決して低くないということを心に持っておきましょう。
BULLから少しずれて、3本とも密集しているときに心がやられてしまうのを防ぐためです(笑)
自分もよく悩まされるのですが、以下のような意識をすることで改善していこうと努力をしています。
・立ち位置を変える
・腕以外に意識を向ける
・思い切り集中する
です。
立ち位置を変える・腕以外に集中するように意識するときはたいてい左右どちらかにキャッチが集中しているときです。
人によって投げにくくなる方もいるので、自分に合う方法で左右のキャッチを治すと良いでしょう。
左右にずれると目線も変わりますので、投げにくくなる方も多いです。(自分もそう)そんな方は次のような意識をしてみましょう。
『ダーツを投げないほうの肩の位置を意識』です。
右利きの方を例に図を描いてみました。

なかなか意味が分からない図かもしれないですが、簡単に言うと
『投げていない方の肩の位置を意識して左右のずれを修正しているイメージ』です。
皆さん振りやすい腕の方向ってありますよね?
その振りやすさ=自然な腕の角度(両肩を結んだラインと腕の方向の角度)ということです。
投げていないほうの肩を引いたり少し前に出したりすると、その腕の方向も変わるので立ち位置を変えることなく
左右のずれを治すことができます。
キャッチがばらばらの人
キャッチがばらばらということはダーツのスイングが安定していないということです。
練習あるのみと言ってしまえばそうなるのですが、ここではどんなことを意識したらよくなるのかについて
考えてみたいと思います。
スイングがばらばらということは、焦りすぎということが考えられます。
自分のダーツのリズムで落ち着いて投げることへ意識を向けることが大切です。
リズムが大事な理由として、反対にダーツがぶれるシーンを連想してみれば逆説的に理解できます。
以下のような場面でよくリズムを崩し、予期せぬキャッチをしませんか?
・ハット・ベット・ホワイトホースなどのここぞという3投目
・対戦相手と投げるリズムが全く異なるとき
このような場合、自分のリズムを緊張や相手につられるなどで崩しているということはないでしょうか?
この点に納得がいくのであれば、リズムが大事ということは自然と理解できるかと思います。
意識することとしては、リズムですね。
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