ダーツを真っ直ぐ飛ばす投げ方を図付きで解説

ダーツが真っ直ぐ飛ばない原因を図付きで解説

腕はしっかり真っ直ぐ振っているし、ブルに向かってては確実に伸びているのに、どうしてか左右にずれる。フォームはすごい綺麗だと褒められるのに、実力がなかなかついてこなくて困っている。どうしたら良いんだろう〜。。。



真っ直ぐ正面に立って、腕は真っ直ぐ振っていればダーツは真っ直ぐ飛ぶはず。
でもどうしてか、投げるたびに右に行ったり左に行ったり・・・

私も自分がきっかけを掴むまでは悩んでいました。
というのも、そのころはダーツを全くわかっていなかった!大げさかもしれないですが(笑)
でも、ダーツそのものをしっかり理解すれば左右のズレくらいは簡単に直せます。

ダーツが真っ直ぐ飛ぶための条件

真っ直ぐ飛ばすには、とにかく腕を真っ直ぐ振れば良いんじゃないの?

というように考えるでしょう。シンプルな動きなので、考え方もシンプルになるのは仕方のないことです。

でも実際はそうではないと私は思っています。少し理屈っぽくなりますが、「腕を真っ直ぐ振れば真っ直ぐ飛ぶ」というのは、条件としては不十分かと思います。

じゃあその条件って一体どんなの?

リリースポイント

リリースポイントとは、ダーツが手から離れる瞬間・位置のことです。リリースポイントがダーツを真っ直ぐ飛ばすにあたり、非常に重要だと考えます。

どうして重要だと考えているのかを説明するために、図を用意してみました。図のレベルについてあれこれ言わないでください!!!(笑)

腕の振りとリリースポイントの関係
真っ直ぐ振っていつイメージ(実践)腕の振り(点線)を上から表した図

ダーツを投げる際の、曲がった腕が伸びきるまでの始点と終点を●で描き、リリースポイントを♦︎で記してみました。

今まで、自分が腕を真っ直ぐ振っていると思っていたのは、2つの●を意識していたからです。腕が伸びきった位置を意識していたため、真っ直ぐ伸びていても途中で横にはみ出し、そこでダーツをリリースしていたことに気がつきませんでした。

ダーツが飛んでいくのは、始点となる●とリリースポイントの♦︎を結んだ方向寄りに飛んでいきます。雑なことを言ってしまうと、どのように腕を振ってもリリースポイントが投げたい方向上にあれば良いということです

なので、腕を真っ直ぐ振るだけでは、不十分だと私は考えます。

腕を真っ直ぐ振っているつもりなのに見当違いの方向に飛んでいく。という方はリリースポイントを意識すると良いですよ!

ダーツの向き

ダーツの向きはあまり考えたことがないと思います。

ダーツの向きは飛びの良さを左右するだけでなく、真っ直ぐ飛ばない原因となります。いくら真っ直ぐに腕を完璧に触れたとしても、リリースの瞬間にダーツの向きが左右にずれていると飛びもずれます。

重心の影響でダーツが左右にずれる図

ダーツで最も重たいのはバレルです。なので、大体の場合バレル上に重心がきます。つまり、ダーツが手から離れる瞬間に左右に曲がっていると、フライトは重心に引っ張られるようにブルラインから外れていきます。

このような理由で、ダーツが真っ直ぐ飛んでいないと考えられませんか?私は調子が悪い時は、大体この理由です。

ブレない体幹

ダーツを投げる際には、腕を強く振れば振るほど反力として体も動きます。

その影響を少なくするためには、当然体幹を強くすることが求められます。ただ、ダーツの場合そこまで強い反動がくるわけではないので、腹筋をしたりとトレーニングをする必要はないです(笑)

体がブレると、どうしてもグルーピングの精度が落ちます。プロの選手で、わずかに重心の移動を利用し安定したフォームで投げる人もいますが、それが一つのフォームとして成り立っているので決して体幹がブレいているというわけではないと思います。

投げた後に足が動く癖がある人や、つま先立ちになる人は体幹がブレているのではないでしょうか。

直すために意識したことと練習について

上のような理由で真っ直ぐ飛ばないということが考えられます。つまり、逆を言うと3つの状態を直せば真っ直ぐ飛ぶと言うこと。

現に、腕を真っ直ぐ振ることを意識していた時よりも、リリース・ダーツの向き・体幹を意識してからの方が圧倒的に左右のブレがなくなりました。

何を意識して、どのように練習をしたのかお教えします。

ストレートバレルにした

私はまず、ストレートバレルに乗り換えました。もともとストレートバレルがいいなぁと思っていたのですが、ある考えを機に変えました。それまではトルピードを使っていたのですが、やめました。

トルピードは膨らんでいるため、飛ばしやすいですが、どうしても投げるという感覚が抜けなかったのです。膨らんでいるのがどうしても ボールのような感覚になり、投げてしまうと言う感覚を払拭できませんでした。

一方、ストレートはトルピードに比べて飛ばしにくく、力を伝えバランスと保ちながら飛ばすことが必要です。繊細で癖がないが故に、投げるよりも飛ばすのが似合うなと感じました。

なんとなく、投げると飛ばすでは投げる方が乱暴なイメージになりますよね。私は、ダーツを投げると言うよりも飛ばすことを意識したく、ストレートバレルに変えました。

リリースでは投げるよりも放すようにした

さらに飛ばすと言う感覚に近づけるために、リリースではダーツを放すことを心がけました。

放すことで、 リリースの際に無駄な力が残ることなく、素直にダーツが飛ぶと考えたためです。

親指と人差し指が放れるタイミングがずれれば、簡単にダーツはブレます。ダーツに力を伝え、リリースの際には指を放すことで、余計な力が残らず、真っ直ぐ飛ぶことに気がつきました。

これこそまさに、紙飛行機のように飛ばすと言う感覚だと気がつきました。

これに気がついてからは、リリースの際には、指先でボードに触れるようなイメージで投げることをひたすら反復しました。

また、ダーツに力が伝わっていないと飛ばないので、 しっかりグリップすることも意識しました。

なんだか考えること多すぎない?と思うかもしれませんが、あくまで練習なので許して欲しいです。無心で投げることに私自身は大賛成ですよ(笑)

繰り返すことで、これらは自然とできるようになりましたので、慣れかなと言うところですね。

ストレートバレルは上級者向けと言う方もいらっしゃいますが、使いこなして上達するの方がニュアンス的にあっているなと感じましたね。それ以来ストレートバレル大好き人間になりましたね(笑)投げやすいストレートバレルを見つけて、練習してみてほしいです。

[nlink url=”https://akihirog.net/darts-pdc-barrels/”]

つま先重心をやめた

なぜつま先重心をやめたのかと言うと、当然体幹がブレるからです。体幹のブレがなくなれば、3本安定して飛ばせると考えているため、バランス的に不安定なつま先重心をやめました。

足の親指の付け根でしっかり地面を掴み、後ろ足(私は右利きなので左足)で支えるようにしました。赤い枠で囲った部分全体で支えるの意識しましたね。

こうすることで、投げた際の反動を足でしっかりキャッチできるので、体がブレることがなくなりました。

体がブレないことで、力が全てダーツに伝わるので副産物として飛びが良くなります。これは、少ない力でダーツを安定して飛ばすことにつながるので、 疲労や力みの軽減にもつながっていると感じます。

ぜひ、過剰なつま先重心をやめて、基盤である体をしっかり支えるフォームにしてみてはどうでしょうか。

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