こんばんは、みなさんどんなダーツをしてお過ごしですか。
最近ふと思ったのですが、ダーツのティップまでこだわって選んでいる人ってかなり少数じゃないでしょうか?
自分もティップにもいろんな種類があって、それぞれ特徴があるのを知っています。しかし、実際に買うのは価格が一番手頃でたくさん入っているやつ!
そんなダーツのセッティングの中でスーパーサブなティップですが、その世界をまとめてみようと思います。
図付きで紐解くダーツのティップの違い
サブであまり注目はされないが、企業さんはしっかり考えています。そんなティップの涙ぐましい進化や種類について見て見ましょう!
ティップの進化
ティップといっても全て同じ形で同じ素材ということは決してなく、それぞれ個性があります。
ティップの役割自体はソフトダーツのボードの刺さるという役割だけです。
ですので、ティップ自体にそこまで機能を求めることはありません。刺さればいいので、強いていうのであれば刺さりやすいティップがいいなというくらいでしょう。
近年では、ダーツのグルーピングをより高めるため、これまでより細いティップの開発がされました。No.5という規格のティップです。これはティップだけが細いというわけではなく、バレルのネジ穴自体も細く、先端がこれまでよりもスリムなバレルでグルーピングを向上するという効果があります。
それだけではなく、先端に重心を持ってこれるようになったバレルは、ハードダーツと同じ感覚で投げることができるようになったのです。
あの小さいプラスチックのティップのネジ部を細くするということは、加工技術はもちろん衝撃に負けて中折れが起こらないように工夫する必要があります。それを叶えるには形状の工夫だけでなく、材料の開発からやる必要があったはずです。
”刺さればいい”そんなものだと思っていたティップに対して、目を光らせ研究して生まれたのが、
No.5規格なのです
その努力の甲斐あり、ネジ部の直径は2BAに比べ1.6mmほど細くなっております。

刺さればいいだなんていってすみませんでしたあああ!!!
自分はダーツのティップに対して、ここまでする探究心に感動しました。
もし、あなたがバレル探しに迷っているときはNo.5規格のティップに対応したバレルを手に取ってみるのもいいでしょう。
ティップだけに最先端のダーツを手に入れるチャンスです。
ティップの種類
一口にティップといっても、その長さや形状、材質に違いがあります。
長さや形状は見ればすぐにわかりますが、先端の加工状況や材質についてはなかなかぱっと見ではわかりません。そんな意外と深いティップの世界をまとめてみましょう。
まず、ティップの個性はどんな項目に出てくるのかというと以下の点です。
- 色
- 長さ
- 先端加工
ティップの色
まず色についてみていきたいと思います。
ティップの色に関しては、ダーツの投げ心地には全く影響しません。が、自分好みの色や他の人が持っていない色を組み込むことでモチベーションが上がります。愛着も湧きますし、センス次第では人の目を引く美しいダーツのセッティングも可能です。
一口に色といっても、単純に一色のものから先端に行くにつれ色が変化するタイプのものがあります。淡い色ほど個人的には色っぽく感じます。
ティップの色
結構たくさんの色がありますね、これは基本色になるのでもっと淡かったり光沢があったりとバリエーションがありますので、もっともっと存在します。また、ダーツ3本のうち1本だけ違う色に変えたりする方もいるので、本当に個性が出ますね。
ティップの長さ
ティップの長さには大きく分けて3種類あります。
短いものが「ショート」、中間が「ミディアム」そして長いのが「ロング」
ショートが約22mm前後、ミディアムが25mm前後、ロングが25mm前後の長さが一般的です。
短いティップほど曲がりにくいですが、刺さるためにはやや強い飛びが求められます。

ティップの長さが変わったところで飛び方にどう影響が出るのかイメージが難しいかと思いますが、個人的な感想を述べますと
長いティップにすると手前でダーツが刺さる感じがします。反対に短いティップにするとボードの奥まで突き抜けるように刺さる感触があります。
この辺りは好みになるので、投げ比べてみるといいでしょう。
飛びに影響はないのですが、ロングのシャフトを使用している方は比較的ティップもロングのものを使用していることが多いです。対してショートのシャフトを使用している方はショートのティップを使用していることが多くみられます。
これは、ダーツの飛ぶ感覚がゆったり(ロングのシャフトを使用する人)ほど、優しく刺さる(ロングのティップ)を好むからだと思います。
ティップの先端加工
ティップの色や長さについては、なんとなく見ただけで違いがわかるでしょう。
そんなあなたは、先端の加工まで細かく見たことはあるでしょうか・・・
ダーツ歴が浅い方はそんなに注意深く見たことがないでしょう。先端に微妙な加工がされていることを初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
先端の加工のその効果について見ていきましょう。
先端加工① 加工なし
加工がないというのも立派な加工です。あえて加工をなくし、素材選定にこだわり刺さり心地と抜けやすさを狙うメーカーのティップもあります。
先端についてはいたって普通の何もない状態(ツルツル)ですが、最もオーソドックスであり加工もベーシックであるため価格も安いです。
なんのクセもなく、何もこだわりがないのであれば、加工のないティップ を選ぶのがいいでしょう。
先端加工② ザラザラ加工
加工の名前は私が付けました(笑)その名の通りティップ 先端の表面がザラザラしているものです。ティップの袋に入っている状態からはなかなか気が付けないかと思いますが、よく見ると光沢がなくざらついているものがあるかと思います。
それが”ザラザラ加工ティップ”です(笑)
表現はさておき、このタイプのティップは最近結構多い気がします。バレルを買った時のデフォルトのティップは加工無しのものがほとんどですが、買い換えると自然とザラザラ加工のティップになっているくらい種類が多いです。
このザラザラ加工は、ティップ先端の太さを変えずに表面だけを加工することができるので以下のような特徴があります。
・ティップに指をかけるグリップの人は、存在感を感じる
・表面の凹凸でボードから抜け落ちない
・弾かれても折れにくい芯の強さがある
です。
ザラザラは加工なしに比べ指で触るとそのザラつきが確かにあります。ゆえにティップに薬指をかけるグリップの方は薬指までしっかりグリップを感じることができます。
表面の凹凸が摩擦係数をあげ、ボードに刺さった後に自然と落下することや後続のダーツとぶつかり落ちる可能性を減らしてくれます。
そして先端の太さは変わらないため、ティップ先端の折れにくさは加工無しのものと変わりません。
先端加工③ 螺旋配列突起
これも私が勝手にそう呼びましたが、螺旋常に配列された小さな突起がティップ先端にあるティップがあります。
イメージするなら山が途切れ途切れなネジのようになっているティップ です。またはドリル
とは言っても突起は尖っているわけではないです。下の図のような感じです。

この突起によって抜けにくいのはもちろん使用者のレビューを見ていると
抜いた時の感覚もいいようです。
プチっっと抜けるそうで爽快のようです。
そして耐久性も悪くないということで商品名は
リップポイントプレミアム
と命名されています。
しかし、中には全然刺さらなかったというレビューもありますので、プレイヤーのダーツの癖との相性も試されるティップのようです。
綺麗に飛ぶ人であれば確実に刺さるはずですので、試して見てしっかり刺して飛びが綺麗なんだぞという自身にしてもいいかもしれないですね(笑)いいティップだと思います。
ダーツではティップは脇役かもしれないが・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ダーツのセッティングの中でおそらく最もこだわりがないのがティップだと思います。
しかし、メーカーはそんな脇役のティップにもしっかり力を注いでおり考えられていましたね。
ティップの世界はまだまだ深そうです。なんて言ってもここまで話したのはソフトダーツだけの話。。。ハードの世界はもっと歴史がある分そこも深そうですよね。
いつかまとめていきたいと思っています。
脇役でも自分らしいダーツを
ティップの長さで説明しました。
あまりこだわりがないティップ でも、長さによってダーツの傾向があるということを。
つまり、あなたにはあなたにあったティップがどこかに存在するはずです。
今使っているティップに違和感がないのであればリピートするのがいいでしょう。
しかし、他のティップにチャレンジして見てビビッと来るものに出会うチャンスを潰すことになっているかもしれませんね。
ダーツ全体のフォルムや色合い、質感をフライトからティップ先端まで意識して統一することで、世界に1セットだけのあなただけのダーツが作れるでしょう。
ちなみに人間は尖ったものへ集中力が集まるらしいので、ティップのような先端に一工夫することで一目置かられるダーツになること間違いなしです。
目的にあったティップを選ぼう
あなたがもし今のティップに不満があるのであれば変えるべきです。そうすればよりダーツを楽しむことができます。
もし新しいティップを探すのであれば、闇雲に試すのはお勧めできません。なぜならティップの種類は膨大なので。。。まずは今使っているティップの不満点をいくつか思い描き、それを解消できるティップを見つけるのがいいでしょう。
例えば、
ティップが折れやすくて困っているのであれば、折れにくいティップを。
ボードから抜くのがしんどいという不満があれば軽く抜けるティップを。
なんかパッとしないなぁという方は思い切って鮮やかなカラーのティップを。
選んでみるのがいいのではないでしょうか。
ティップまでこだわっているプレイヤーは個人的に最高です。
ダーツ愛をめちゃくちゃ感じます!!
ティップの世界伝わったでしょうか?
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